こどもの矯正
お子様の矯正時期は6~9歳頃から始める1回目の治療(永久歯がはえやすいように顎を拡げる装置、成長を利用した骨格に作用する装置、将来への予防目的)と永久歯がはえそろう12歳以降に2回目の治療(ワイヤー装置など)に分けられます。それぞれの方にあったタイミングが大切です。2回に分けて行う方がよい場合と永久歯がはえそろうのを待ってから1回で行う方がよい場合があります。
おとなの矯正
歯並びの矯正はこどもの頃に行う方がよいとされていますが、歯や歯ぐき、歯のまわりの骨に問題がなければ年齢に制限はありません。おとなになってから歯並びやかみわせが気になるようになるかたも珍しくありません。
見た目が目立ちにくい装置を使用するなどにより、おとなになってからでも抵抗なく治療できるようになっていますのでお気軽にご相談下さい。
外科矯正
上あごや下あごの骨格によるかみ合わせの不調和が大きく、矯正のみではなおらない場合、外科的に手術を併用して矯正することも必要です。成長が終了してからの治療になり、全額保険適応となります。美容やみためでなく、かみ合わせを整えることを第一としますが、結果的に顔貌などのみための改善につながります。技術的な進歩もあり、近年治療を希望される方が増えてきています。
部分矯正
全体的なかみ合わせにそれほど問題がなく、気になっている歯の部分的な治療が可能な場合に行います。矯正後にかぶせやブリッジなどの修復治療が必要なケースもあります。一般的にでこぼこが多いケースや出っ歯を改善するには全体的な矯正が必要です。