医療費控除について

【1】医療費控除とは

本人または生計を一にする親族の医療費総額が、年間10万円を超えて支払った場合には、税金が還付または軽減されます。

【2】手続き

給与所得者は源泉徴収票、印鑑、医療費メモ(領収書を貼付け)を用意して税務署へ申告します。

【3】医療費控除の計算の仕方

医療費控除の対象となる金額は、次の式で計算した金額(最高で200万円)です。

(実際に支払った医療費の合計額−(1)の金額)−(2)の金額

(1) 保険金などで補てんされる金額
(例)生命保険契約などで支給される入院費給付金や健康保険などで支給される高額療養費・家族療養費・出産育児一時金など
(注)保険金などで補てんされる金額は、その給付の目的となった医療費の金額を限度として差し引きますので、引ききれない金額が生じた場合であっても他の医療費からは差し引きません。

(2) 10万円
(注) その年の総所得金額等が200万円未満の人は、総所得金額等5%の金額