学会にて

日本矯正歯科学会が盛岡市で行われ、私もポスター発表して参りました。

早期治療の意義についての講演がありました。現在私の医院でも小学校低学年から治療を開始される方もたくさんいらっしゃいますが、早期治療をすすめる理由はいくつかあります。
まず、早期治療によって将来ブラケットと呼ばれる針金をしなくてもすむ可能性があるのです。これは、虫歯になりにくくなるといった本人のメリットがある他、経済的にも費用を抑えることが可能なのです。また本格矯正の期間が短くなるということもあるでしょう。さらにこれはまだ議論されうる所なのですが、顎整形力をかけやすい低年齢から治療することによって、早期改善と、それ以降の良好な成長を促進するといったメリットもあるでしょう。
一方、デメリットとして、期間が長く感じる、本人が治療の意識をしにくい低年齢からはじめないといけない、といったことがあげられるでしょう。
ですので、メリットデメリットを理解していただいた上で、治療時期を相談し決定していくのが大切なのだろうと思います。早期治療を改めて考えるよい機会でした。
友人によると、盛岡の食べ物といえば、冷麺、じゃじゃ麺、わんこそば、小岩井製品ということでいただいてきました。盛岡の辺りは、奥州平泉の頃から栄えていた歴史のある地域で、自然も多くて雰囲気もよく、気持ちよく過ごせました。